風景画絵の思い
油絵を始めてから約55年を経ようとしている。
自分の絵は風景画を中心としているが、想えば小学校からその傾向があった。
小学校の時から図画工作が好きで、特に外に出ての春夏秋冬・四季の写生がとても楽しかったと記憶している。小学校だから教材は水彩絵の具であるが、当時の担任の先生がテーマを決めることなく自由に描かせてくれた。題材は「学校から見た葉山、沢畑山(地元の里山)」。当時は今と違って学校から沢畑地区まで人家はなく田んぼだけで、しかも今は見られない蓮華が栽培されていた。菜の花、蓮華、葉山残雪、そして空の青色が今も瞼に焼き付いて離れず、その感動が失せない。
大げさかもしれないが山形に生まれ育ったのだから月山、最上川、葉山の山形の四季折々の風景、山形の風土を描き続けるのを本命とし、人物等を描く技量もないので自分にはこれしかないと思っている。
美しいものは美しいものとして、60年前の感動をこれからも素直に表現し続けたい。
月山は魂の宿る霊山。その月山の雪解け水は最上川に流れ、田畑を潤す。
しかしながら、ここ数年自然災害が毎年のように発生し、多くの方々が犠牲となり、苦しんでいる。
そして、コロナ感染...。世の中の平穏無事を祈るばかりである。
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